橋本治が『学問のすすめ』を読むと

「福沢諭吉の『学問のすすめ』」橋本治著、幻冬舎。 福沢諭吉が『学問のすすめ』を書き終えたのが明治4年12月、初編が出版されたのが明治5年2月で、最後の17編の出版は明治9年11月です。 驚くのは出版された年です。廃藩置県は明治4年7月、「もう丁髷を結わなくていいよ」というお触れが出たのが明治4年8月。明治9年は廃刀令が出された年で、明治10年には西南戦争が起きています。 年号が明治に変わっ…

続きを読む

モノローグ・ダイアローグ

『橋本治が大辞林を使う』橋本治著、三省堂。 >言葉には、自分の内部で完結している「モノローグ(ひとりごと)の言葉」と、外との関係を作る「ダイアローグ(対話)の言葉」の二種類があります。「モノローグの言葉」に対応するのが書き言葉なら、「ダイアローグの言葉」に対応するのは話し言葉でしょう。だからこそ、人間にはこの両方の言葉が必要なのです。しかし、実際はどうでしょう。この両方の言葉を持っていない…

続きを読む