宮内庁が御物として管理している「法華義疏」は聖徳太子の自筆本でないようだ。

『漢字と日本語』高島俊男。 「法華義疏とは聖徳太子が著したという法華、維摩、勝鬘三教の精細なる注釈の一つで、日本に現存する最古の肉筆として知られ、かつ聖徳太子の自筆本として、とくに大きな意義が唱えられてきたものである。(略)現在は御物として宮内庁の管理のもとにある」 それでは何故、聖徳太子の自筆本でも、日本最古の本でもないと言えるのかです。 『「書」と漢字』魚住和晃。著者の魚住さん曰く、使…

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「大化改新」は乙巳の変と呼ぶらしい

『古代天皇誌』千田  稔。 「孝徳天皇」の章にこう書いています。▷蘇我氏誅滅というクーデターは、近年は乙巳の変とよぶようになりました。乙巳という干支は西暦645年にあたりますが、これまで「大化の改新」と言われてきたのをあえて乙巳の変と称するのは、大化の改新の名にふさわしい政治改革がなされたとは考えられないとみる史家たちの見解によるものです。 入鹿によって殺された山背大兄王は、父が聖…

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聖徳太子の時代は自立外交の第一歩

教科書から「聖徳太子」という名前がなくなったといつの頃から言われていました。仕舞いには、その時代該当する人物がいなかった或いは集団役職では説も流布されたりしました。 『古代天皇誌』千田   稔。▷用明天皇は欽明天皇の第4子。皇后は穴穂部間人皇女、欽明天皇の第3皇女。用明天皇と皇后に生まれたのが聖徳太子。※こういう天皇の系譜を見ると、異母兄弟姉妹で普通に夫婦になっています。 …

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