この畫の上部には「やれうつな蠅が手をすり足をする」という句を一茶が書いています。※文政四年(五十九歳)の作で、一茶は好んで書いたようです。
この本は、荻原井泉水編によります。※おぎはらせいせんすい(1884-1976)、自由律俳句の俳人で、尾崎放哉、種田山頭火を育てたと出てきます。
右のものは一茶「自畫像」。
〈ひいき目に見てさへ寒いそふりかな〉
この本の「はじめに」に書いていますが、一茶が四十過ぎて故郷に落ち着いてから、「信濃俳壇」を作っていく中で残された作品が弟子たちの子孫の家の蔵などに残されています。それらを丁寧に集めて写真などに収めています。昭和五年十二月。
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